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2017年に向けて [ご挨拶]


皆様、Merry Christmas !

 

ちょっと早いですが、本年最後の御挨拶です。


2016年も大変お世話になりました。歳を取るごとに、自分がまわりの方々のおかげで生きてるってことを実感します。


今年はどちらかというと種蒔きの年だったかな。来年は自分の名前が入るアルバムを3枚リリースします。


2月にヴァーチュオーゾ赤坂でのライブ盤「布川俊樹SJPトリオライブ〜天空の滝」、たぶん4月にキヨシ小林さんとのデュオアルバム、夏くらいに福田重男との2nd(3月にレコーディングします。今度はリズムセクション入り)。

 

実はその他にも急遽決まったものがあります。布川俊樹プロデュースの企画ジャズレコーディング2本が数日前に決まりました。両方とも2月までにレコーディングして春にリリースします。ドヒマプータローのはずだったのが急に忙しくなった。クリスマスプレゼントって感じかな(笑)。自由業、ジャズ渡世人にとってありがたいことです。


ところで、リーダー作をレコーディングをすると自分のプレイを何度も繰り返し聴くことになります。自分のプレイについて思うことを10月にFacebookに書きました。それを今年最後のブログに自分への戒めとして残しておくことにしました。読み直してみると、ワタクシ正直者だと思います(笑)。

 

本年はどうもありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。多分色々なところに行きますよ!

 

皆様、よい年末、よいお年を!


 

(Facebook 10/9の投稿)


明日、5/29にヴァーチュオーゾ赤坂で行なったトリオライブレコーディングのミックスを行う。


選曲などあるから昨日からずっと自分の演奏を聴き続けている。夜、酒入って聴いてるとこれがすぐ寝ちゃうんだが(笑)。こんなにレコーディングからミックスまで時間を開けたことは初めて。弾いた内容を覚えてないから冷静に聴けるし新鮮だ。


改めて自分のプレイを見つめ直してみると


カート以降の最近の若者(世界、そして日本でも)のやたら上手いプレイヤーとかに比べて、何て素朴でシンプルなんだと思う(笑)。僕はコンテンポラリージャズギタリストって言われるけど(あ、自分でも言ったりすることもあった爆。今後やめようかな)カート以降の方々(ってまとめちゃってすんません)をそういうなら、僕はだいぶ雰囲気違うオールドスタイルだ。ブルースロック入ったモダンジャズギタリストってのがせいぜい。


そう言えば、VALISでデビューアルバム出した20年以上前、スーパーテクニックとかCDの帯やレビューに書かれたりしたのもかなり恥ずかしかったな(冷汗)。まったくそんなことないと当時から自分では思ってたし、自分の良さはもっと違うところにあると言いたかった(苦笑)。


で、楽器は大して上手くないワタクシ(洗足の卒業生でもかつて教えた生徒でも僕より全然上手い奴はたくさんいる)がジャズギタリストとしてここまでそれなりにやれて来たのは何故だろう?改めて考えたわけですよ。


ここからちょっと自分のギタープレイについて、よい!と思う面を書いてみることにする(マンセー投稿ですがご勘弁を笑)。


一番いいと思う点はですね、布川俊樹というギタリストは「自分の好きなプレイのみを追求して来たギタリスト」であるということだ。だから、自分のプレイを聴いてて、こりゃーヘタくそだ、何やってんだけと思うことはあっても、自分が嫌いなことはプレイしてない(考えてみりゃ当たり前?笑)。僕はジャズの基本的なことを最も練習していた大学ジャズ研時代、かなり偏執的に自分のプレイにこだわった(これもプロになるなら当たり前のことか爆)。そのポイントは、かっこいいこと、グッと来ること、興奮すること。で、それを達成するには、いいフレージング(メロディー)をいい音でいいリズム(グルーヴ、アーティキュレーション)で弾くことだ。それにもちろんパッションが伴わないといけない!


僕は、一番練習をしていた20歳前後の頃は、上記の「よいと思う判断」はかなり偏執的で狭いものだった。音符とかスイングする感じとかはは「こうじゃなきゃいけない」みたいな排他的な感覚もものスゴく強かった。ただ、それは当時の練習の原動力になったと思うけどね。そんな僕がもっと広い意味の色々な音楽のよさ(昔だったらかっこ悪いでしょ!みたいに思ったものでさえ笑)を認められるようになったのは、正直40代後半くらいかなあ。まあここ10年の話。でも、自分のプレイで弾く音符の感じ、よいメロディーと思うもの、かっこいいハーモニー感覚へのこだわりは、20代前半に培われたもので、もうこれは多分一生変わらない。


さて、何が言いたいかというと(笑)、要は、僕がギタリストとして生き残って行くには、この自分のよい点に磨きをかけるしかない!ということなのだ。オリンピックで記録が更新されて行くが如く、いま新たに登場するジャズギタリストで僕より楽器がヘタなんてあり得ない(汗)。クラシカルな指弾きでもピック弾きでも、複雑なヴォイシングや音程が飛ぶメカニカルなフレーズを縦横無尽にミスなく弾きこなし、どんな変拍子や難しいコード進行もものともしない、読譜力も音感もバッチリっ、つまりクラシック音楽と同様、楽器演奏力と音楽演奏力がとんでもなく高くないといけないのがいまのジャズギターオリンピック水準。


酔拳なんて言ってる御時世じゃないのだ(爆)。


だからそういうジャズギターオリンピックはこれから出て来る方々に任せるとして、僕は自分の「売り」の部分をより正直に追求して行くことが一番大切なのだ。それは自分の歌にほかならない。それは結構渋さと味わいの世界だ。自分で言うのもこっ恥ずかしいが艶っぽい感じも欠かせない。そしてその自分のプレイを僕自身が気に入る、自分が好きになるプレイを自分でできれば、仮にヘタくそでも僕のプレイを好きになってくれる人達は少なからずやいると思うからだ(僕があまりに世の中から乖離した好みを持っている孤高あるいは湖底の人でない限り)。あとはいい曲を演奏することだな(オリジナルであろうがカバーであろうが)


急に話が飛ぶが(笑)、僕は朝青龍って人のようにありたいと思っている。彼の相撲を思い出すと、信じられないくらい強かったけど、たまに明らかに気合いが入ってないようなときにころっと負けてしまうことがあった。相撲界においては小さい身体でダントツに強い横綱を張っていたのは、凄まじいばかりのマインドの力あってのことだったと思うわけ。だからちょっと気合いや集中力に乱れが生じると急に弱くなる。もちろん圧倒的な横綱とワタクシは比べるべくもないが、素質があるわけでもなく音楽教育を受けたわけでもなく、楽器技術もそこそこの僕には、プレイに対する真摯な集中力と演奏への渇望のみが命綱、それがなくなったらとてもいまのジャズギタリストシーンで生き残れない。


自分のプレイでよくないと思う点も色々あるのだが、それは仕事してる身だから、一応黙っていることにしようかな(笑)。


長文駄文、お読み頂いた皆様、どうもありがとうございました。こんな自分のよいところを出すべく、明日、ミックスガンバって行こうっと!



P.S…ちなみにまったく朝青龍のファンではありませんでしたが(笑)。

 

 

 


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